この度、第24回日本分子脳神経外科学会を、2024年(令和6年)7月19日(金)・ 20日(土)の2日間、佐賀市(ホテルマリターレ創世 佐賀)において開催させて頂くことになりました。佐賀大学脳神経外科学講座並びに同門にとりましてもたいへん光栄に存じております。
本学会は脳神経外科疾患について、分子生物学・細胞生物学の観点から、診断・治療法の開発を促進することにより、脳神経外科診療の向上を資することを目的としております。 2000年、佐賀大学名誉教授の田渕和雄先生が東京で開催した「第1回日本分子脳神経外科研究会」より、本会で24回を数える伝統ある学会であり、現在わが国の脳神経外科学分野における研究において、最先端をリードする学会であると位置付けられるに至っております。
第24回日本分子脳神経外科学会のテーマを「次世代分子標的治療を目指した研究戦略」としました。脳腫瘍のみならず、脳血管障害、脊髄、再生医療等、幅広い分野で分子生物学的な最新の知見を持ち寄り、活発なディスカッションを重ねることで、診断、治療の近未来を探求し、将来的に次世代の分子標的治療に繋げることを目指した学会にしたいと考えております。会期中、国内外より腫瘍、脳血管障害、免疫といった分野におけるトップランナーの先生方にご講演いただきます。佐賀に所縁のある東京大学・理化学研究所 宮園浩平先生、慶応大学・東京理科大学の吉村昭彦先生、佐賀大学の木村晋也先生、聖マリア病院の桑野信彦先生に加え、海外よりマサチューセッツ総合病院の脇本浩明先生、アラバマ大学の橋詰倫太郎先生などにご講演いただく予定にしております。
今回は発表88題に加え、2つの特別講演、2つの教育講演、2つの海外特別講演、ランチョンセミナー2題、イブニングセミナー1題と盛りだくさんの内容となったため、初日は2会場と致しました。夏の時期となりますが、本会が暑さに負けない熱き会となり、皆様の新たな知識の習得や出会いの場となれるよう努めたいと考えております、
多くの皆様のご参加と活発なディスカッションを心よりお待ち申し上げます。
謹白
2024年6月吉日